伊江島 タッチューと共に

沖縄県北部、国頭郡の村である伊江島。

美ら海水族館から海を望むと目の前にたたずむ島であり、中央にタッチューと呼ばれる城山(ぐすくやま)がシンボルマークとなっている島です。ちなみに、上から島の形を見るとピーナッツ(ジーマミー)のような形をしています。

↓これは城山に沈む夕日です。(備瀬より撮影)

特産品は、島らっきょうやジーマミー、伊江牛からラム酒など、様々な作物が育てられています。もちろんサトウキビも。

伊江島は、本部港からフェリーで30分ほどで到着します。

伊江島に住む知人の方とのご縁が深く、今までに4~5回ほど訪れており、昨年(2017年)の夏に1週間ほど滞在しました。

その際に伊江島の様々な表情を写真に収めたので、ご紹介したいと思います。

まず、海は当たり前のように美しく、港の位置する南側から東側には多くのビーチがあります。

逆に北側のほうに行くと、浜辺よりも切り立った崖が多く見られ、異なった海の表情や色合いを楽しむことができます。中でも湧出(わじー)と呼ばれる場所は、私自身も伊江島のなかでもっとも好きな場所で、素晴らしい眺望です。

ここは、干満や日のあたる方角によって大きく表情が異なり大変面白いです。

上の写真のときは満潮時のものです。

湧出(わじー)という名前のとおり、水が湧き出ており昔からの重要な水源地として利用されているそうです。

伊江島を散歩していると出会うのがヤギです。この日は猛暑日だったので日陰で休んでいる姿をよく見かけました。ワンちゃんも小屋のなかでくつろいでいました。

そして、冒頭の写真でもご紹介した城山(ぐすくやま)が何よりも、この島を象徴しており、大きな存在感を放っています。

城山以外の土地は基本的になだらかで平べったい地形なので、島のどこにいても城山を発見することができます。そして見る場所によって形が変わっていくのが面白いところです。

下の写真は菊の電照栽培と、その下は夕暮れ時のシルエットです。

また、城山には登ることもできます。急登ではありますが15分ほどで登れるので、ぜひそこからの眺望を見ていただきたいです。こちらは城山の頂上から撮影した夕暮れ時の伊江島です。パッチワークのように並んだ畑が面白いです。

日が暮れても、伊江島の魅力を発見できます。

よく晴れた日の星空は離島でしか体験できない感動があります。

夏の天の川と城山の一枚。この写真が撮りたかった、そんな一枚。


伊江島、まだまだ魅力をお伝えしきれていません。

ぜひ時間をとって足を運んでみてください。素晴らしい自然と、美味しい料理と、温かな人たちが迎え入れてくれるはずです。


keigo kawaida

1991年宮崎生まれ。熊本大学卒業後、フリーカメラマンとして九州内で活動。2019年に沖縄に移住し、作品制作に注力し始める。撮影テーマに拘らず、自らの好奇心や感情の流動的な変化に忠実な撮影を続けている。

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